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2021年11月17日(水)

    • ひとりごと

    心の姿勢

    こんにちは、ベルセレモニー代表の林直哉です。

     

    今日は社員教育についてです。

     

    私は社員教育に力を入れています。そして我が社では、大きく分けて2種類あります。

     

    マナーや仕事の手法としてのスキルを学ぶ「やり方」の教育。

    もう一つは、心の姿勢や考え方を学ぶ「在り方」の教育です。

     

    教育というとやり方ばかりにとらわれがちです。ルールの徹底やロールプレイングなど絶対に必要不可欠です。

    しかし、それだけでは本当に仕事ができる人になれません。

     

    10年前、経営の勉強会で「仕事とは、その人の尊厳そのものである」と学びました。

    そんな堅苦しい、大げさにしなくても・・・と現代ならいろいろな解釈もあろうかとは思いますが、

    これが真理であり本当に仕事ができるようになるのに必要だと感じています。

     

    その一番の理由は、葬儀業界です。葬儀を仕事に選ぶということがどういうことか?

    今採用活動をしながら毎回ここに苦労します。

     

    なぜなら、応募してくる人で「その仕事がしたい」という人はいないからです。

    もちろん自分で考えたなりの理由は持っています。

     

    「葬儀をなぜするか」ということまで深く考え、そこをしたいという人は会ったことがありません。

    だから採用活動や、社員教育の場では、社会人の姿勢のほかに、葬儀の姿勢を教えています。

     

    お別れの場を創るのは、なぜ必要なのか。そしてその本質を理解したところに

    ルールやマナーを磨いていくのです。

     

    これは仕事をスタートするうえで「心の姿勢」が大事です。

    葬儀を上っ面で考える人はすぐに転職します。やり方はすぐに知ることができます。

    しかし葬送の在り方は葬儀社が見える形に具現化しなければ感じられない。

    それだけ葬儀というものを「知る」ことが難しいことです。

     

    それはそうですよね。

     

    その家族にとって葬儀は何十年に一度のことですから、圧倒的に体験する機会がない。

     

    私たちには、それが日常です。

    葬儀を扱う側の私たちが新しいスタッフを迎えるにあたり、「姿勢」が身についているか。

    そしてそれを新しいスタッフに伝えられるか? 理念が実現できているか?

    ここが経営者としての私の軸です。

     

    私たちは、よりよい職場環境を構築し、お客様に葬儀の意味が伝わるような仕事を目指していきます。

     

    それが実現できるとき、社会人として「葬儀の仕事が自分の尊厳である」と更に自信を持ち成長していけると思います。

     

     

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