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2023年7月4日(火)
- ひとりごと
葬儀社に応募する人
こんにちは。ベルセレモニー代表の林直哉です。
今回は採用について触れたいと思います。
以前「社員教育」についてブログに書きました。そこに採用について少し触れました。→過去ブログ「心の姿勢」参照
先日、私が非常勤講師を務める葬祭ディレクター学科の生徒さんと会話で驚いたことがあります。
生徒さんは勉強のためにアルバイトやインターンなどを積極的に行っています。
どこの葬儀社へ行っても、そのまま「うちへおいでよ」という話になり、本人がOKなら内定まででてしまうようです。
大手企業はさすがにそうは行きませんが、比較的スムーズに内定まで進んでいるように感じました。
とても喜ばしいことです。
何が言いたいかというと、それだけ「葬儀を仕事にしたい」という学生・あるいは応募者がいないということです。
多くの葬儀社側は採用に困っています。なぜなら応募数が少ないからです。
新卒採用で言えば、募集している会社もほとんどありません。
葬儀社に「新卒採用はしていますか?」と聞くと、「新卒でも中途でもOKです」というのです。募集していない会社がそう言います。
要するに人に困っているのです。
なぜこんなことなるのでしょう。
経営の勉強をしていると、こんな言葉を聞きます。
「入社は条件で、退職は人間関係で起こる」
これは正しいでしょう。しかし、葬儀はそれだけでは入ってこない。
給料? 休日? 場所?
その基準とは別にもう一つ「葬儀を仕事にしたい」という人は、特別な人です。
それは葬儀の場面から感じられる「人のあたたかさ」を知っている、あるいは共感できる人たちです。
そうでなければ、なかなか就職に結びつきません。
葬儀業を経験したことのない人が、葬儀とい仕事を選ぶ。それは私たち葬儀業者にとって、とても意味ある事なのです。
だからこそ、当社の社員教育の方向性は、「葬儀の在り方」「葬儀社の在り方」に寄ってくるのです。
私が教えている生徒さんたちのように、葬儀の意味を知り、「それを仕事にしてみたい」と思う人を一人でも多く作るために
会社説明会やブログ等の情報発信を続けていきたいと思います。
葬儀業に限りませんが、なかなか仕事や会社の裏側を知ることはできないですもんね (^-^;
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