葬儀の知識

2024.04.23

訃報の新聞掲載【おくやみ欄】

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訃報が新聞掲載されている「おくやみ欄」をご覧になることはありますか?

訃報を新聞掲載している「おくやみ欄」は以下の理由で掲載されています。

  • 一般会葬者向けに葬儀日程のお知らせ
  • 亡くなったことを知らせるため

葬儀の際 親族には日程等を知らせますが、一般会葬者全員に伝えるのは難しいためおくやみ欄を通じてお知らせするのです。

 

 

無料のおくやみ欄に掲載の決まりはある?

おくやみ欄の掲載には費用がかかりませんが無料のため、掲載する項目など新聞社により決められています。

 

ルールは新聞社や地域によって異なります。

掲載項目や表記方法などはそれぞれの新聞社に委ねられており、地域によっても異なります。

また、同じ全国紙の場合でも地域により掲載項目や表記の方法が異なります。東京都や大阪府などの大都市圏では無料のおくやみ欄自体が無い地域も存在します。

 

おくやみ欄掲載内容

一般的に記載される基本項目です。

  • 故人名
  • 死亡日
  • 年齢
  • 自宅住所
  • 葬儀場所の住所
  • 通夜・葬儀の日時
  • 喪主の続柄と名前
  • 葬儀委員長の肩書と氏名

 

新聞社によっては故人の勤務先や「家族葬」などの葬儀形式が掲載される場合がありますが、同じ全国紙の新聞社でも故人の住所、故人名、年齢のみの地域もあり様々です。

 

おくやみ欄掲載の依頼

市区町村の役所に死亡届を提出すると、自動的に無料のおくやみ欄に掲載されるというわけではありません。掲載する、しないは、あくまでもご遺族の意思で決定します。

掲載を希望される方は、私たち葬儀社にご相談ください。新聞社から取材が入るようにお手配をいたします。

 

 

おくやみ欄を掲載する理由

おくやみ欄に掲載する理由は、大きく二つに分けられると考えられます。

 

一般会葬者向けに葬儀日程のお知らせ

葬儀の際、親族などには日時や会場を知らせますが、一般会葬者(友人や知人)全員に伝えるのは難しく、おくやみ欄を通じてお知らせして会葬に来ていただくことになります。

 

亡くなったことを知らせるため

ご遺族の中には、「ひっそりと亡くなっていくなんて・・。親交のあった方々に亡くなったことを知らせたい」「普段お付き合いの少ない知人にも知ってほしい」と思われる方もいらっしゃいます。親族などごく限られた範囲だけでなく、社会的にお知らせしたいという理由です。

 

家族・親族のみで行われる家族葬の場合は、葬儀が終了したのちに通夜・葬儀の日程をいれずに「葬儀終了」というかたちで掲載しましょう。

 

家族葬の場合は掲載すべき?

おくやみ欄内で葬儀の場所と日時が表記している場合は、言い換えると「○○場所で○○時に行いますのでご都合の良い方はご弔問ください」という意味になります。

 

場所、日時が掲載されたうえで、(家族葬)との表記がある場合がありますが、見た方は「え?弔問に行っていいの?悪いの?」と混乱したと耳にすることがあります。

 

家族・親族のみの家族葬で、一般会葬者には会葬を遠慮してほしい場合は、葬儀を終えた旨を伝える終了掲載にするか、掲載そのものを行わないとした方が良いでしょう。

 

※家族葬の詳細については 【家族葬と一般葬】の費用とメリット・デメリットをご覧ください。

 

 

新聞で訃報を知らせる種類

おくやみ欄の他に新聞で訃報を知らせる種類があります。

 

死亡広告

私たち葬儀社では「黒枠」と呼んでいます。一言でいうと新聞社から「枠」を買って文面を載せる有料の死亡広告です。枠の大きさと配布される地域、範囲によって価格が異なります。

掲載内容は自由ですが、死亡広告の専門の方と文面を調整した方が良いでしょう。

 

死亡記事

新聞社が新聞社の判断で掲載します。主に著名人などが掲載されます。

 

 

まとめ

・無料のおくやみ欄には新聞社によって掲載する項目にルールはありますが、それぞれの新聞社と地域によって異なり、都市圏では取り扱わない新聞社が多々あります。

 

・おくやみ欄の掲載には「亡くなったことを知らせる」と「会葬者向けに葬儀日程のお知らせ」を行う役割があります。

 

・新聞で訃報を知らせる種類としては、「無料のおくやみ欄」と「有料の死亡広告」、新聞社に100%掲載の決定権がある「死亡記事」があります。

 

この記事を書いた人

専務取締役林 啓嗣

大切な方との別れは、悲しみと同時に、家族の絆を深める貴重な機会です。私たちは、ご遺族の想いに寄り添い、故人様との別れを心豊かに過ごせるよう、お手伝いさせていただきます。

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