葬儀の知識

2024.04.02

棺に何を入れる?選び方・実例・入れられない物など詳しく解説

facebook

twitter

line

棺に何を入れるか迷う方もいらっしゃるかと思います。

お葬式の際に棺に何を入れるかというと、故人様との思い出の品や愛用品を納めます。

これを「副葬品」といいますが、どんな物でも納められるというわけではなく、火葬場で納めないように指定されているものもあります。

今回は、選び方や実例なども一緒にご紹介します。

 

副葬品の選び方とは

お棺の中で故人様の最後の時間に寄り添う副葬品。いったいどのような物を選べば良いのか想像がつかないという人もいるかもしれません。ここでは副葬品に適している物をご紹介します。

 

好きだった物

食べ物、飲み物、雑貨、コレクションなど、故人様が好きだった物や大切にしていた物は副葬品に適しています。

 

その人らしさを感じる物

故人様が特別に愛着を感じていた物でなくても、日常生活でよく使っていた物や長く使っていた物はご家族にとって思い出深く、副葬品としてふさわしいといえるでしょう。

 

持って行って欲しいと思う物

手紙、メッセージ、寄せ書き、似顔絵など、家族の思いを伝えるための物や、以前プレゼントした物など、故人様に持って行って欲しいと思う物も副葬品に適しています。

 

故人様から頼まれた物

故人様が棺に入れることを希望していた物があれば、可能な限り入れてあげると良いでしょう。直接聞いていなくても、エンディングノートに記入するなどの方法で希望している場合もあるので、書き遺した物が無いかどうか確認してみることをおすすめします。

 

 

定番の副葬品とは?具体例をご紹介

副葬品として棺に入れられることが多い物とは、具体的にどのような物なのでしょうか。以下に実例をご紹介します。

 

お花

棺に入れる副葬品の中でも特に有名なのは「お花」です。葬儀終盤、最後のお別れの際に、棺にお花を入れたことがある人も多いのではないでしょうか。多くの場合はお別れ用のお花や祭壇花、供花など、葬儀社や花屋が用意した花を入れますが、故人様がお庭で育てていた花や、思い出のある花をご遺族が用意して棺に入れる場合もあります。

 

手紙

お子様やお孫様などのご遺族が故人様宛にお手紙を書き、そのお手紙を棺に入れるケースもあります。故人様との思い出や感謝の気持ちをつづる方が多いようです。

 

衣類・小物

よく着ていた服や、旅行で着ていた服、お気に入りの着物などの衣類を入れることもあります。社交ダンスを習っていた方の衣装を入れたり、卓球を続けていた方のユニフォームを入れたりと、趣味に関わる衣類を入れることもあります。帽子やスカーフ、ネクタイなどの服飾小物を入れることも可能です。

 

写真

故人様や思い出の場所が写っている写真を入れることもあります。ただし、生きている人や生きているペットの写真を入れることに対しては「縁起が悪い」と感じる方も多いので、そのような写真は入れない方が無難といえるでしょう。

 

食品

故人様の好物などを副葬品とすることも可能です。ただし、食べ物の種類やパッケージによっては入れられないので注意が必要です。詳しくは次項「棺に入れられない物」でご紹介します。

 

趣味に関するもの

裁縫道具、ガーデニング用品、スポーツ用品、コレクションなど、趣味に関わるものを入れる方もいますが、素材によっては入れられない物もあります。入れられない物については次項をご参照ください。

 

 

棺に入れられない物とは?

プラスチック・ビニール製品・化学繊維製品・カーボン製品・大量の灰が発生するもの・危険物などを棺に入れることはできません。以下に具体例をご紹介します。

 

指輪・メガネ・貴金属など金属製品やガラス製品

金属製品やガラス製品は燃え難いので、棺に納めることができません。マニキュアや化粧品など、ガラス製の容器に入っているものも入れられません。

 

腕時計・スマートフォン・スマートウォッチなど機械や電子機器

腕時計、スマートフォン、スマートウォッチなどは愛用者も多く、副葬品として棺に納めてはどうかと考える方もいるかもしれませんが、これらの物も棺に納めることはできません。

 

靴・鞄など革製品やビニール製品

革やビニールが使われている物を棺に入れることはできません。愛用していた鞄や靴を入れることは避けましょう。

 

プラスチック容器やガラス容器に入っている食べ物・飲み物

食べ物や飲み物を入れることは可能ですが、プラスチックやガラスの容器を入れることはできません。紙皿や紙コップに入れるなどの対応が必要です。

 

紙幣・硬貨

日本には貨幣損傷等取締法という法律があり、紙幣・硬貨ともに損傷する行為が禁じられていますので、これらを納棺して燃やすと法律違反となってしまいます。古くは「三途の川の渡し賃」として六文銭を納棺する風習があったため、現在でも紙にプリントした六文銭を納棺する地域はあるようです。

 

水分の多い果物・海産物

スイカやメロンなど水分の多い果物や海産物は、火葬に時間がかかることや不完全燃焼の原因となることがあるため、棺に納められません。

 

分厚い本・アルバム

手紙や寄せ書き、写真程度であれば問題ありませんが、分厚い本やアルバムは燃焼に時間がかかるため、棺に納めることはできません。写真はアルバムから外して入れる、本は薄い物を選ぶなどして対応すると良いでしょう。

 

生きている人やペットの写真

前述したように、生きている人やペットの写真を火葬することに抵抗を感じる人も多いため、棺には入れない方が良いでしょう。

 

 

入れられない副葬品をどうしても入れたい時は?

故人様への思いが深く、入れられない副葬品をどうしても入れたいと思うこともあるかもしれません。そんな時はどうすればよいのか、対応策をご紹介します。

 

写真にして納める

サイズが大きくて棺に入らない物、燃え難くて入れられない物、量が多くて入れられない物などを副葬品にしたい場合は、対象物を撮影してプリントすることで、棺に納められるようになります。また、遠方に行かなければ手に入れられない物などは、インターネット上にある画像をプリントして使用することも可能です。ただし、インターネットにも著作権が存在するため、著作権フリーの画像を使用しましょう。

 

模型やミニチュアを作る

紙や布などの燃えやすい素材を使って、模型やミニチュアを作るという方法もあります。電子機器、ゴルフクラブ、ラケット、車、バイクなどは現物を入れられませんが、燃えやすい素材を使って作成した模型やミニチュアであれば副葬品として入れられます。とはいえ、大量の灰になるような大きな物や厚みのある物は入れられないので、量やサイズには注意する必要があります。

 

絵を書く

好きだった物を絵に書いて入れることも可能です。故人様のことを思いながら、お子さんやお孫さんなどのご家族が絵を書いて棺に入れることで、思い出深いお別れの時間になるのではないでしょうか。趣味で絵を書く方や、絵を書く仕事をされている方は、故人様のために絵を書いて最後の贈り物とするのも良いかもしれません。

 

 

副葬品のことで困ったらどうすれば良い?

「入れたい物が入れられるのかどうかわからない」「どれくらいの量なら入れられるのか知りたい」など、副葬品についてわからないことがある時はどうすれば良いのでしょうか。対処法をご紹介します。

 

葬儀社のスタッフに聞く

葬儀社のスタッフは多くの葬儀を経験しているので、副葬品の知識もあります。迷った時は葬儀社のスタッフに相談することをおすすめします。

 

火葬場のホームページを見る

火葬場のホームページには副葬品のルールが記載されている場合があります。ホームページを確認し、それでもわからなければ問い合わせフォームを利用するなどして、直接問い合わせることも可能です。

 

まとめ

・故人様と一緒に棺に納める物を「副葬品」といいます。副葬品には、故人様が好きだった物や故人様らしさを感じる物などが適しています。

 

・副葬品の定番は花、手紙、衣類、趣味に関する物などですが、燃え難い物や水分が多い物など副葬品として適さない物は入れることができません。

 

・副葬品に適さない物でも、写真にして入れる、燃えやすい素材で手作りする、絵に描くなどの方法で棺に納めることができます。

 

この記事を書いた人

専務取締役林 啓嗣

大切な方との別れは、悲しみと同時に、家族の絆を深める貴重な機会です。私たちは、ご遺族の想いに寄り添い、故人様との別れを心豊かに過ごせるよう、お手伝いさせていただきます。

facebook

twitter

line

前橋エリア
藤岡エリア