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こんにちは。前橋市・藤岡市の葬儀社 ベルハースの林啓嗣です。
最近増えている家族葬ですが、家族葬に参列しない場合の香典はどうすれば良いのか疑問に思っている方もいるのではないでしょうか。
そこで今回のコラムでは、家族葬に参列しない場合の香典について解説。
香典をお渡ししたほうが良いケース・お渡ししないほうが良いケースや、香典の代わりに弔意を示す方法などをご紹介します。
家族葬の香典について不明点や不安がある方はぜひご覧くださいね。
目次
家族葬に参列しない場合、香典は渡すべき?
家族葬に参列しない場合に香典をお渡しすべきかどうかは、家族葬に招かれているかどうかで異なります。
家族葬に招かれていない場合:香典はお渡ししない
家族葬に招かれず参列しない場合は、香典はお渡ししないのが一般的です。
ご遺族は、お呼びしていない方(参列しない方)から香典を受け取ることは想定していないため、香典を渡してしまうと、返礼品の手配などでかえって手間をかけさせてしまいます。
家族葬とは、親族やごく親しい友人などをお招きして執り行う葬儀の形です。
広くたくさんの方に参列いただく一般葬とは異なり、お招きした方のみの参列となります。
訃報を受け取ったときに「家族葬で執り行うため参列はご辞退申し上げます」と記載がある場合や、葬儀の日時や場所の記載がない場合、または訃報の連絡がない場合などは、「家族葬に招かれていない」と解釈しましょう。
家族葬に招かれたが、参列を辞退する場合:香典はお渡しする
家族葬に招かれたがやむを得ない事情で参列を辞退する場合、ご遺族が香典を辞退する意向を示していないなら、香典はお渡ししましょう。
家族葬はご遺族や親族、親しい関係者を招いて行う葬儀ですので、家族葬に招かれる関係性なのであれば、お悔やみの気持ちを込めて香典をお渡しするのがベター。
かつては「家族葬では参列者からも香典を辞退する」といわれていましたが、現在では香典も弔意として受け取る家族葬が増えています。
香典の金額は一般葬と同じと考えて良いです。
以下に相場の目安をご紹介しますね。
- 親:3万円~10万円程度
- 兄弟姉妹:3万円~5万円程度
- 祖父母:1万円~5万円程度
- その他親族:1万円~3万円程度
- 友人や仕事関係者:3千円〜1万円程度
家族葬への参列辞退のご連絡の際、香典をお送りしたい旨を伝え、ご遺族の都合の良い日程を確認しておきましょう。
後日、弔問に伺っても良いのであれば持参し、そうでなければ郵便局から現金書留でお送りします。
香典辞退の意向が示されている場合:香典のお渡しは控える
家族葬に招かれた場合でも、ご遺族が香典辞退の意向を示している場合は、香典をお渡しするのは控えましょう。
家族葬で参列者を限定したり香典を辞退したりしている背景には、忙しい葬儀の進行に際し、たくさんの参列者の対応や返礼品の手配などの手間を省く目的や、故人の意向などがあります。
過去に香典を受け取ったことがある相手の場合、香典を渡さないのは心苦しいですが、故人やご遺族の意向を尊重し、香典をお渡しするのは控え、お花やお線香などを送るようにしましょう。
家族葬に参列しないときは香典の代わりに弔電も検討を
家族葬に参加せず香典をお渡ししない場合、香典の代わりに弔意を示す方法として、供花や供物、弔電を送るという選択肢もあります。
しかし、供花や供物はやはりご遺族に返礼品手配のお手間をとらせてしまう可能性があり、特に香典を辞退している場合では供花や供物も控えたほうが良いケースも。
その場合は、お悔やみの気持ちを伝える電報「弔電」をお送りすることを検討しましょう。
弔電は返礼品が不要とされ、受け取ったご遺族の負担も少ないです。
弔電は葬儀の際に、送り主の名前やしたためたメッセージが読み上げられ、ご遺族のほか参列された方々にもお悔やみの気持ちが伝わります。
弔電はNTTまたは郵便局で手配可能で、NTTは電話(番号155)またはインターネットから、郵便局は窓口またはインターネットから申し込みができます。
ウェブサイトには例文なども載っているので、初めて弔電を送るという方も安心して依頼できます。
言葉遣いなどが心配な方はこちらのコラムも参考にしてみてくださいね。
なお、訃報案内に弔電辞退が明記されている場合は、弔電を送ることも控えましょう。
家族葬に参列しない場合の注意点
「家族葬に招かれたけれど参列できない」という場合、ご遺族は会葬礼状や会食、返礼品などの準備をしているため、参列辞退のご連絡はできるだけ早めに行いましょう。
お電話でお伝えするほか、メールなどで葬儀の連絡があった場合はそちらに返信しても問題ありません。
また、供花や供物をお送りする場合も、ご遺族に必ず事前に確認を。
香典を辞退している場合は、供花や供物も辞退したいという意向がある場合があります。
問題なくお送りする場合も、いつどこに送るべきかの確認は必須です。
葬儀場にお送りする場合は、供花や供物の内容を統一している場合があるので、斎場や葬儀会社を通して手配するのが一般的です。
なお、「お返しは不要です」と、忘れずにお伝えしましょう。
家族葬に参列しない場合は香典は控え、招かれていて欠席する場合はお渡しする
家族葬に招かれず参列しない場合は、香典をお渡しするのは控えます。
ただし、招かれていたもののやむを得ない事情で参列できない場合は、ご遺族から香典辞退の意向がない限りお渡しするのがベター。
ご遺族の都合を確認した上で、後日自宅弔問へ伺うなら持参、そうでないなら現金書留で送ります。
弔意を示す方法としては香典のほかにも、弔電や供花、供物などがあります。
ただし、それらも辞退の意向を示しているなら、お送りするのは控えましょう。
ご遺族の意向を尊重することが最も重要です。
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