葬儀の知恵袋(コラム)

2022年2月2日(水)

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コロナ禍での法要・法事はどうしている?

コロナ禍での法要や法事は、「蜜」にならないように気を付ける必要があります。

コロナ禍での葬儀であれば少人数で、法要や法事であれば家族のみで行うようにされている方が全国的に多いようです。

今回は「法要や法事」に着目し、平常時における法事の概要と、昨今のコロナ禍での傾向を併せてご紹介いたします。

 

 

●法要・法事とは

法要(法事)に関して、経験のない方はよくわからない方が多い事と思います。
ここで改めて、ご紹介をさせていただきます。

 

・法要と法事の違い

法要・法事は基本的に仏教で行われている方に使われる用語です。

同じ意味にとらえる方も多くおられることと思いますが、実は意味が異なります。

 

法要とは、僧侶にお経をあげていただくことです。

例えば、自宅に僧侶が仏壇の前で読経を行うことは、「法要」という事になります。

また、法要を行い、終了後に会食などを行った場合にはこれらを合わせた名称として「法事」と呼ばれます。

 

・葬儀終了後の法要の種類

葬儀終了後に行われる法要では、大きく3つに分けられます。

・年忌(ねんき)法要
・月忌(がっき)法要
・忌日(きじつ)法要

 

年忌法要は
命日を年単位で行われる法要です。

一周忌(いっしゅうき)は、亡くなって丸1年目に行われる法要です。
その後2年目からは、三回忌、七回忌、十三回忌、十七回忌…と続きます。

三回忌は3年目ではなく丸2年目に行われるので、一周忌法要の翌年は三回忌となり法要が続くことになるので注意が必要です。

 

月忌法要は
月命日と呼ばれる方は多いと思います。例えば、1月8日が亡くなった日とすると、毎月8日が月忌法要という事になります。

 

忌日法要は
初七日(しょなのか)、二七日(ふたなのか)、三七日、四七日、五七日、六七日、四十九日(しじゅうくにち)、百箇日(ひゃっかにち)とされています。

 

・誤解しやすい忌日の数え方

初めての方が誤解しやすいとされる二つをご紹介します。

一つ目は、初七日の数え方です。
亡くなった日(命日)が1月8日(土)だとした場合の7日目の初七日の数え方は亡くなった日を含めて7日を数えるため、初七日は1月14日(金)。二七日(ふたなのか)は、1月21日(金)とその後も49日まで毎週金曜日と続きます。

 

二つ目の注意時点としては、「二七日(ふたなのか)」、「三七日(みなのか)」は、七日が二回目、七日が三回目といった意味合いになります。27や37ではありませんので注意が必要です。

 

 

 

●重要とされている法要とは

地域により異なる場合がありますが、一般的に家族のみで行う法要や親族にも来ていただき、会食も兼ねた法事があります。

親戚にはどの法要で呼んでよいか迷う場合はどのようにすることが理想なのでしょうか?

亡くなってからの初めて訪れる「初七日」は重要な法要です。少し前までは親族を呼び会食を伴った法事を行っておりましたが、近年は葬儀からとても近い日にあたるため、家族だけで法要のみで済ませる方が増えてきました。とはいえ、重要な法要には変わりはないので、近い親族に声をかけてみるとよいかもしれません。

 

その後の四十九日はとても重要な法要とされています。広く親族にお声をかけて会食を兼ね是非法事を行いましょう。その後訪れる一周忌、三回忌、七回忌も重要とされており、親族に来ていただき会食を伴う法事を行う方は、近年でも多くいらっしゃいます。

 

 

 

●法事(法要)に呼ぶ範囲は?

葬儀を終えられた方は経験されているかもしれませんが、葬儀に来ていただく方をどのような範囲にするか、親族には来ていただくが友人や知人には知らせるか、知らせないかなど、線引きをどこで引くかと悩まれる方も多いはずです。

法要・法事では、知人や友人を呼ぶ方は少ないのですが、そもそも親族っていったいどの範囲?親族をどの範囲まで呼んだら良いのか?と質問をいただくことがあります。

 

親族の範囲とは、実は法律で明確に定められています。

・6親等以内の血族
・3親等以内の姻族
・配偶者

とはいえ、3親等の姻族や6親等はおろか5親等の血族といわれてもピンとこない方も多いのではないでしょうか?

行き来があったり、年賀状のやり取りがあったりする場合や名前が出てくる親族はお誘いしましょう。

その他、法事にお誘いする親族の目安としては、葬儀に来ていただいた方には必ずお誘いするようにします。また、親族内での中心的人物に相談して、呼ぶ方の相談をするとよいかもしれません。

「○○さんは遠方で来ていただくことは失礼だから声を掛けない。」という事は避けた方が無難です。葬儀の時は急であり弔問に来ることができなかった方も事前に日にちが決まっている法事には都合をつけてくることができるかもしれません。逆に気を遣った結果、先方に「声をかけてもらえなかった。」と思われる方がお互い気まずくなるので注意をしましょう。

親族の範囲の疑問を含め法要・法事に関するお悩み事はベルセレモニーにお任せください。葬儀社は法事に関しても専門家です。法要会場やお料理、引き出物等々、全てを一括して取り扱いが可能ですのでご相談に応じます。些細な疑問でも遠慮なくお声をおかけください。

 

 

 

●葬儀に呼べなかった方を法要に

みなさんもご存知の通り、昨年10月頃から年始にかけて、新型コロナウイルスが一旦終息したのでは?と思われるくらい感染者が少なくなった時期がありました。このタイミングで親族を呼び会食を含めた法要を行う方のご予約が受けきれないほど入りました。

 

なぜこれほどまでに増えたかというと、「葬儀に親族を呼ぶことができずに終えてしまったご遺族が、多くの親族に法事には是非来ていただきたい」という理由でした。

私たちも予想を超えたほどでした。後述いたしますが、感染者が急拡大した現在では、法事を行う方は極端に減っていることが現状です。

 

 

 

●コロナ禍での法要

コロナ禍で感染者が増え続けている昨今、人が集まり、会食も行われる法事は、敬遠されがちになってしまいます。前述しましたが、コロナ禍で葬儀に来られなかった多くの親族に、49日の法事で声を掛けようと思っていた方もこのような状況下では考え直さなくてはならなくなったようです。

 

現在のような状況下では、会食を伴った法事は避けた方が良いかもしれません。では多くの方はどのようにされているのでしょうか。

今回は、家族だけで行うという方。あるいは、近い親族のみにお声掛けされる方や、多くの親族にとりあえずお声掛けをし、来られる方に来ていただこうという考えであったり、人数に対して広めの会場を希望される方もいらっしゃいました。

また、会食に関しては、中止する代わりにお持ち帰りの料理を用意する方法に変わってきました。

 

四十九法要の後の翌年には一周忌法要、三回忌法要と続きます。

コロナ禍が明けてから改めて法事を行う事もできます。
状況が短期間で変わる昨今では、その時に合わせてベルセレモニーでは葬儀・法要の最適なご提案をさせていただいております。

 

 

 

まとめ

・法要とは僧侶の読経をいただき、法事とは読経をいただきその後に会食を伴う行事のことをいいます。

・葬儀後に行われる法要には、年忌(ねんき)法要、月忌(がっき)法要、忌日(きじつ)法要があります。

・コロナ禍での法事は家族のみで行ったり、広く親族に来ていただいたりと判断が難しいものです。葬儀社である私たちが、その時の最善のご提案をさせていただきます。

 

 

 

 

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